コラム

許可業種が多いほど経営事項審査で有利になるのですか?

keishinfaq45

建設業許可を多くの業種で取得すると、経営事項審査の評価が高くなるのかどうかを確認したい方がいます。

結論から言うと、許可業種の数そのものがP点の評価項目になっているわけではありません。ただし、業種ごとに完成工事高を計上できるため、実績がある業種ほど受審の効果が高くなります。

許可業種数と評点の関係

経営事項審査のP点は、各評点(X・Y・Z・W)の計算式によって算出されます。許可業種数が多いこと自体は評点の直接的な加点要素ではありません。

評点に影響するのは、各業種の完成工事高技術職員の資格状況・財務状況などです。許可業種を増やしても、その業種の実績や技術職員が伴っていなければ評点の向上にはつながりません。

許可業種を増やすことが有効な場合

許可業種を増やすことが実質的に有利に働くのは、以下のような場合です。

実際にその業種の工事を施工しており、完成工事高の計上実績がある場合は、許可業種として追加することで評点算定の対象業種が広がります。

また、特定の発注機関で求められる業種の許可を持つことで、入札参加資格の取得範囲が広がります。

よくある誤解

❌ 許可業種をできるだけ多く取得するとP点が上がる
✅ 許可業種数はP点の直接的な評価項目ではありません。実績を伴わない業種の許可だけでは評点改善にはなりません。
❌ 許可を取得すれば翌日から経営事項審査でその業種の評点が得られる
✅ 許可取得後、実際に工事を施工して決算に計上されてから初めてその業種の完成工事高として評点に反映されます。

実務上の注意点

許可業種を増やすためには専任技術者の配置などの要件を満たす必要があります。要件を満たせるかどうかと、実際に工事実績が見込めるかどうかを判断した上で、必要な業種の許可を計画的に取得することが重要です。

入札参加を目的として許可業種を増やす場合は、完成工事高の実績を積み上げることと合わせて戦略的に取り組む必要があります。

まとめ

  • 許可業種数そのものはP点の直接的な評価項目ではない
  • 業種ごとの完成工事高・技術職員数が評点に反映される
  • 実績を伴う業種の許可追加は評点向上に貢献しうる
  • 許可取得は要件の充足と工事実績の見込みを踏まえて計画的に行う

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