コラム

雇用保険や厚生年金の加入状況は審査で見られるのですか?

keishinfaq40

社会保険の加入状況が経営事項審査でどう扱われるかを具体的に知りたい方がいます。

結論から言うと、雇用保険・健康保険・厚生年金保険の加入状況は、社会性等(W)の評点項目として経営事項審査で評価されます。適切に加入していると加点され、未加入だとその分の評点が得られません。

評価される3つの保険

経営事項審査において評価される社会保険は以下の3種類です。

雇用保険は、労働者を雇用する事業主に加入義務があります。健康保険と厚生年金保険は、法人の場合は原則として全員が加入対象です(従業員数等の要件あり)。これら3種類の保険に加入していることで、社会性等(W)の評点において加点が得られます。

加入の義務化と建設業許可の関係

2020年10月の建設業法改正以降、社会保険への適切な加入は建設業許可の要件として義務付けられました。雇用保険・健康保険・厚生年金保険に加入していない場合は、許可の更新が認められないことがあります。

したがって、社会保険への加入は経営事項審査の評点を上げるためだけでなく、建設業許可を維持するためにも必要な取り組みです。

よくある誤解

❌ 社会保険に加入していなくても経営事項審査の評点に影響はない
✅ 未加入の保険種別ごとに評点が得られないため、W点が下がります。
❌ 事業主・役員は社会保険の加入対象外なので気にしなくてよい
✅ 法人の代表者や役員も原則として健康保険・厚生年金の加入対象です。未加入の場合は許可要件の観点からも問題が生じます。

実務上の注意点

社会保険の加入状況の確認には、健康保険・厚生年金の標準報酬月額決定通知書や、雇用保険の被保険者証などが利用されます。審査基準日時点で加入が確認できる状態にしておくことが重要です。

加入していない保険がある場合は、年金事務所やハローワークに相談して速やかに手続きを進めることをおすすめします。

まとめ

  • 雇用保険・健康保険・厚生年金保険の加入状況はW点の評価項目
  • 適切に加入していることで加点が得られる
  • 社会保険への加入は建設業許可維持のための法的義務でもある
  • 審査基準日前に加入状況を整備することが重要

関連記事

経営事項審査FAQをもっと見る

経営事項審査FAQ完全ガイド(全49問) に戻り、他の疑問もあわせて確認できます。


Kanade行政書士事務所では、宇都宮市を中心に、栃木県全域に対応しています。

メールで相談する


関連記事

ページ上部へ戻る