コラム
3.232026
CPD単位は経営事項審査で加点になりますか?

CPD(継続職能開発)という言葉は聞いたことがあるが、経営事項審査でどう扱われるのか分からないという方がいます。
結論から言うと、CPDの取得単位は経営事項審査の技術力(Z)の評点において、技術職員の評価に加点要素として反映されます。ただし、すべての資格種別で一律に適用されるわけではなく、認定される団体や単位数の条件があります。
CPDが評価される仕組み
経営事項審査では、技術職員名簿に記載された技術職員のうち、CPD単位を一定以上取得している者については、評点換算係数が加算されます。
対象となるのは、建設系CPD協議会に加盟する団体(土木学会、建築学会、CPDS等)が認定するCPD単位です。審査基準日の属する年度の前年度末時点で一定の単位数(業種により異なる)を取得していることが条件となります。
CPDの取得方法
CPDの単位は、各認定団体が主催する講習・研修・学会発表・論文執筆・現場見学などの活動を通じて取得します。取得した単位は各団体のシステムに記録され、証明書として発行されます。
よくある誤解
❌ どんな研修を受けてもCPD単位として認められる
✅ 認定団体が承認した活動・講習のみがCPD単位として認められます。社内研修がそのまま単位になるわけではありません。
❌ CPD単位があれば大幅に点数が上がる
✅ CPDによる加点は評点換算係数の上乗せであり、劇的な点数増加をもたらすものではありません。しかし、複数の技術職員が取得していれば積み重なって一定の効果があります。
実務上の注意点
CPDの単位取得は技術職員個人が自ら登録・管理することが基本ですが、会社として取得支援の仕組みを整えることで、組織的に単位取得を促進できます。
審査基準日に向けて単位が条件を満たしているか事前に確認することが重要です。また、どの団体のCPDが審査で認められるかを事前に確認しておくことで、効率的な単位取得が可能になります。技術職員名簿の記載要件もあわせて確認しておくことをおすすめします。
まとめ
- CPD単位は技術力(Z)の評点に加点要素として反映される
- 建設系CPD協議会加盟団体が認定する単位が対象
- 劇的な点数増加にはならないが、複数職員分の積み重ねで効果が出る
- 組織的なCPD取得支援が継続的なZ点改善につながる
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