コラム

2期分まとめて経営事項審査を受けることはできますか?

keishinfaq38

何らかの事情で経営事項審査の申請が1年以上遅れてしまった場合、過去の決算分をまとめて受審できるかどうかを知りたい方がいます。

結論から言うと、経営事項審査は1事業年度ごとに申請するものであり、2期分をまとめて1回の申請で受けることはできません。各事業年度の決算に基づいて個別に申請する必要があります。

経営事項審査が事業年度ごとに必要な理由

経営事項審査は、直近の事業年度の決算内容をもとに会社の現状を評価する制度です。古い期の評価と新しい期の評価を同一視することはできないため、各期の決算に対応した申請が求められます。

また、経営状況分析も事業年度ごとに申請する必要があります。2期分の審査を受けるためには、2期分の経営状況分析と2回の経営事項審査の申請が必要です。

過去の期の審査を今から受けることについて

過去の事業年度分について、今から経営事項審査を申請することは手続き上可能です。ただし、過去の期に基づく審査結果通知書の有効期間は、その審査基準日(決算日)から1年7か月で計算されます。

審査基準日から1年7か月以上経過している場合、受審しても有効期間内に使用できないため、実質的に意味がありません。

よくある誤解

❌ 2期分まとめて申請すれば費用や手間が省ける
✅ 2期分の申請は2回分の手数料と手続きが必要です。まとめて1回で完結することはできません。
❌ 古い期の結果通知書でも有効期間内なら問題なく使える
✅ 有効期間内であっても、古い期の通知書より最新期の通知書の方が評点が実態に近く、発注機関によっては最新の通知書の提出を求める場合があります。

実務上の注意点

経営事項審査の申請が遅れると、入札参加資格の更新や維持ができなくなる可能性があります。毎年決算後できる限り早く申請手続きを進める習慣をつけることが重要です。

申請の遅れが懸念される場合は、スケジュール管理を支援してくれる行政書士に依頼することで、申請漏れや遅延を防ぐことができます。

まとめ

  • 2期分をまとめて1回の申請で受けることはできない
  • 各事業年度ごとに個別に申請する必要がある
  • 過去期の審査は有効期間が切れていると実質的に意味がない
  • 毎年決算後すみやかに手続きを進めることが重要

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