コラム
4.242026
経営状況分析は経営事項審査の前に必ず必要ですか?

経営事項審査の手続きを進めようとすると「経営状況分析」という言葉が出てきます。これが経営事項審査の前に必ず必要かどうかを確認したい方がいます。
結論から言うと、経営状況分析は経営事項審査の申請前に必ず受ける必要があります。経営状況分析の結果通知書を取得していなければ、経営事項審査の申請を行うことができません。
経営状況分析とは何か
経営状況分析は、会社の財務状況(収益性・流動性・安全性・資本効率性など)を数値化・評価する手続きです。国土交通大臣に登録された登録経営状況分析機関が行います。
分析の結果として算出されるY点(経営状況の評点)は、経営事項審査の総合評定値(P点)を構成する4つの要素のひとつです。
手続きの順序
経営事項審査に至るまでの手続きの順序は以下の通りです。
1. 決算が確定し、決算変更届(事業年度終了届)を提出する
2. 経営状況分析を登録分析機関に申請し、結果通知書を取得する
3. 経営状況分析の結果通知書を添付して経営事項審査を申請する
この順序を守らないと経営事項審査の申請が受理されません。
よくある誤解
❌ 経営事項審査を申請すれば経営状況分析も同時に行ってもらえる
✅ 経営状況分析は経営事項審査とは別の手続きです。事前に登録分析機関に申請し、通知書を取得してから経営事項審査を申請します。
❌ 経営状況分析はどこに頼んでも同じ結果になる
✅ 分析に用いる指標・計算式は法令で統一されているため、基本的にはどの機関でも同一の結果となります。ただし、手数料や手続きのスムーズさは機関によって異なります。
実務上の注意点
経営状況分析の通知書は申請から取得まで1〜3週間程度かかることが多いです。この期間を考慮して、経営事項審査全体のスケジュールを組む必要があります。
また、財務諸表(決算書)の内容が正確でないと分析結果に影響が出ます。申請前に税理士や会計士と連携して財務諸表の内容を確認することをおすすめします。
まとめ
- 経営状況分析は経営事項審査の申請前に必ず受ける必要がある
- 登録経営状況分析機関に財務諸表を提出して申請する
- 通知書の取得には1〜3週間程度かかるため、スケジュールに余裕が必要
- 財務諸表の正確性が分析結果に直結するため、事前確認が重要
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