コラム
1.122026
総合評定値(P点)とは何ですか?

経営事項審査を調べると「P点」という言葉が出てきます。何を表す数字なのか、分かりにくいと感じる方も多いです。
結論から言うと、P点(総合評定値)は経営事項審査の最終的なスコアです。経営規模・経営状況・技術力・社会性の4つの指標をもとに算出され、公共工事の入札参加資格審査で使われます。
P点の構成
P点は以下の4指標の加重平均で算出されます。
- X1(経営規模:工事種類別年間平均完成工事高)
- X2(経営規模:自己資本額および平均利益額)
- Y(経営状況:財務指標8項目)
- Z(技術力:技術職員数および元請完成工事高)
- W(社会性:労働福祉・建設機械・ISO・防災協定への対応など)
これらをもとに、業種ごとにP点が計算されます。
P点が重要な理由
各都道府県や市区町村が発注する公共工事の入札参加資格には、P点の下限が設定されていることがあります。
P点が高いほど、入札できる工事の規模や種類が広がります。
また、総合評価落札方式の入札では、P点が直接評価点に影響することもあります。
よくある誤解
❌ P点が高ければどんな工事でも入札できる
✅ P点はあくまで参加資格の基準のひとつです。工事の種別・地域・発注機関ごとに要件が異なります。
❌ P点は会社全体でひとつ
✅ P点は建設業の業種ごとに算出されます。許可を持つ業種が複数あれば、業種ごとに異なるP点が出ます。
実務上の注意点
P点は決算内容・技術職員数・社会保険の加入状況など、会社の実態が反映されます。
決算書の内容や技術者の配置状況によってP点は変動するため、毎年の数値の把握が重要です。
加点項目(建設機械・ISO・防災協定など)を整備することで、P点の向上につながる場合があります。
まとめ
- P点は経営事項審査の最終スコアで、4指標の加重平均で算出
- 業種ごとに算出され、入札参加資格の基準として使われる
- 決算・技術者・社会性など会社の実態がスコアに反映される
- 加点項目の整備でP点向上が可能
自社のP点がどの水準にあるか把握しておくことが、公共工事受注戦略の出発点になります。














