コラム
4.62026
若手技術者や女性技術者の雇用は評価項目に入りますか?

近年、建設業では若手や女性の就労促進が業界全体の課題となっています。これらの雇用状況が経営事項審査の評価項目に含まれているかどうかを確認したい方がいます。
結論から言うと、若手技術者および女性技術者の雇用状況は、経営事項審査の技術力(Z)の評点において加点要素として評価されます。
若手・女性技術者の評価の仕組み
技術力(Z)の評点では、技術職員の人数と資格ランクに加えて、若手技術者(35歳未満)および女性技術者の在籍状況が係数として反映されます。
具体的には、技術職員名簿に記載される技術職員のうち、35歳未満の者や女性の者については、評点換算において割増係数が適用される仕組みです。これにより、若手・女性の技術者を積極的に雇用している会社ほど、Z点において有利な評価を受けることができます。
加点の具体的な効果
若手・女性技術者の割増係数による加点は、該当する技術職員1人あたりの換算値が増加するという形で現れます。技術職員全体の人数と掛け合わされるため、該当者が多いほど効果が大きくなります。
よくある誤解
❌ 若手や女性を雇用しているだけでW点が上がる
✅ 若手・女性技術者による加点はZ点(技術力)に反映されます。W点(社会性等)とは別の評価項目です。
❌ 事務職の若手・女性社員も加点対象になる
✅ 加点対象となるのは技術職員名簿に記載できる技術者のみです。技術系の資格や実務経験を持たない事務職員は対象外です。
実務上の注意点
若手技術者の年齢判定は審査基準日を基準とします。審査基準日時点で35歳未満であることが条件です。翌年の審査では35歳を超えることになる場合は、対象外になることを事前に把握しておく必要があります。
若手・女性技術者の採用は、Z点向上だけでなく将来的な技術力の底上げや人材確保の観点からも重要です。技術職員名簿への記載要件を確認した上で採用計画を立てることをおすすめします。採用・定着のための環境整備も含めて取り組むことが企業全体の競争力強化につながります。
まとめ
- 若手(35歳未満)および女性の技術職員はZ点において割増評価される
- 加点対象は技術職員名簿に記載できる資格・経験を持つ技術者のみ
- 年齢判定は審査基準日時点で行われる
- 採用・定着の環境整備が中長期的なZ点向上に寄与する
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