コラム

建設業許可申請に必要な書類とは?添付資料と書類作成の実務ポイント

書類作成でつまずかないために|建設業許可申請の基本書類と注意点

建設業許可の申請では、「許可申請書」とあわせて多くの添付書類を提出する必要があります。
どんなに要件を満たしていても、書類に不備があれば不受理や補正の対象になります。

この章では、栃木県での申請時に必要となる書類と、記載・準備の際に気をつけるべきポイントをご紹介します。


主な添付書類一覧(栃木県の場合)

申請者の形態(法人・個人)や新規・更新・業種追加などによって一部異なりますが、以下は新規申請(法人)の基本的な添付書類例です。

  • 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)

  • 定款の写し

  • 経営業務管理責任者の実務経験証明書

  • 営業所技術者(専任技術者)の資格証明書類

  • 直近の財務諸表(貸借対照表・損益計算書)

  • 所得税や法人税の納税証明書

  • 健康保険・厚生年金・雇用保険加入状況証明

  • 営業所の所在地を証明する資料(賃貸契約書など)

  • 営業所の写真(外観・内観・看板・事務機器など)

  • 申請者全員の身分証明書、登記されていないことの証明書

※個人事業主の場合や特定業種では、追加で別の書類が求められることもあります。


書類記入時のよくあるミス

建設業許可の書類は一見シンプルに見えますが、実際には以下のようなミスが頻発しています。

  • 経歴証明書の「期間」が曖昧で、連続性がない

  • 営業所写真の不足(看板・備品の写り方に注意)

  • 財務書類が最新でない/税務署受付印の押印がない

  • 納税証明が「最新年度」のものでない

これらはすべて“補正(書き直し)”対象になり、審査期間が長引く原因になります。


Kanade行政書士事務所のワンポイント解説

許可取得には“正確な書類作成”と“段取り”がカギ

建設業などの許可申請においては、事前準備の丁寧さがそのまま結果に直結します。

Kanade行政書士事務所では、申請に必要な各種業務を一貫してサポートしています。

  • 添付書類のご案内

  • 記載項目の事前ヒアリング

  • 財務・税務証明の取得サポート(必要に応じて代行)

  • 申請・更新・変更届等のスケジュール管理

必要な書類や手続きの流れをしっかり整理し、お客様に負担をかけずスムーズな申請を目指します。


次章では、許可申請のステップやスケジュールの流れについて、申請から取得までの全体像をご紹介します。


📌 書類準備に不安がある方へ。申請書類の実務や判断のポイントは、次の実務記事で確認できます。

👉 どの許可を取るべき?簡易判断ガイド
👉 決算変更届など年次手続き

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